暑くても背中は乾いているのに、顔だけ大量の汗が出るのはなぜ

暑くても背中は乾いているのに、顔だけ大量の汗が出るのはなぜ

発汗は生理現象なので、ある程度の汗をかくのは当然の事ですが、多すぎる汗や臭いは減らしたいものですよね。
汗や臭いの原因を知って、辛い悩みから解放されましょう。

 

多汗症

 

気温が高い訳でも運動をした訳でもないのに、大量の汗をかいてしまう状態の事を多汗症と呼びます。

 

医療機関にかかっても原因不明とされることの多い多汗症ですが、そのほとんどは精神的なものがキッカケとして発症する事が多いものです。
交感神経が優位に立つと、汗の分泌量が増えます。

 

極度な緊張、不安、ストレスを感じると、交感神経が活発になり、大量の汗をかいてしまいますので、副交感神経を優位に立たせるために、ストレスの緩和やリラックスをすることが大切です。

 

そのためには、39度前後のぬるめのお風呂にゆっくりと浸かる、食物繊維や発酵食品を摂って腸内環境を整える、温かい布団で十分な睡眠を取る、毎日決まった時間に寝起きをする、ゆっくりと限界まで息を吐き切るなど、副交感神経を優位に立たせるようにすると良いですね。

 

日ごろから運動する習慣の無い方、空調の効いた屋内で過ごす事の多い方は、汗腺が劣化していて、特定の部位でしか汗をかかなくなっている場合があります。

 

暑くても背中は乾いているのに、顔だけ大量の汗が出るような状態の方は、汗腺が劣化している場合がありますので、有酸素運動やゆっくりとした入浴を行い、汗腺の復活を目指しましょう。全身の汗腺がうまく機能すれば、特定の部位からの大量の汗に悩まされる事を減らせます。

 

臭い

 

ワキガや足裏など、臭いを気にする方も多いですよね。
ちなみにワキと足裏では臭いの原因が変わります。

 

ワキガの原因はアポクリン汗腺から出る、タンパク質や脂質の多い汗を、皮膚に常在する雑菌が分解する事で発生する臭気で、アポクリン汗腺の量が多いと分泌量も増えるため、臭いが強くなってしまいます。

 

足裏の臭いの原因はエクリン汗腺という、全身のどこにでもある汗腺から出る汗が靴の中で蒸れて、湿度を好む雑菌が繁殖してしまった結果、他の部位よりも臭いが強くなるというものです。

 

ワキガの原因のアポクリン汗腺の本数は、個人の努力で増減できるものではありませんが、臭いを軽減する事は可能です。

 

日ごろから肉類や揚げ物をよく食べる方は、野菜や魚を摂る回数を増やし、肉や油の摂取量を減らしましょう。臭いが気になるからと言って、必要以上に洗ったり、ゴシゴシとワキを拭くのは逆効果です。

 

柿渋やカテキンやミョウバン等の殺菌作用のあるもので優しく洗い、ワキ汗を拭く時には、固く絞ったタオルかウエットシートで軽く拭う程度で済ませましょう。

 

足裏の臭い対策には、通気性を高める事が何より重要です。

 

靴は通気性の良い素材や形状の物を選び、毎日同じ靴を履かずに、1度履いた靴はしっかりと乾燥させ、雑菌の好む高温多湿環境を作らないように注意しましょう。